Clash for Windows から Clash Verge Rev へ移行する手順【完全版】
「CFW のあと何を使えばいい?」と検索して辿り着いた方へ。Clash Verge Rev は操作感が近く、購読(サブスクリプション)とルールを無理なく引き継げます。ここでは日本語の画面想定で、バックアップからアンインストールまでの流れを整理します。
そもそもなぜ「移行」が話題になるのか
かつて Windows で広く使われた Clash for Windows(通称 CFW) は、2023年11月に開発がアーカイブされ、以降はセキュリティ修正も機能追加も期待できません。検索エンジンで「Clash Windows おすすめ」「CFW 後継」と調べるユーザーが増えたのは、そのためです。
古いビルドを使い続けると、既知の脆弱性が放置されたままになるほか、VLESS や Reality、Hysteria2 といった新しいプロトコルや、プロバイダ側の最新プロファイル形式に対応できないケースが出てきます。こうした背景から、コミュニティでは Clash Meta 系コア(Mihomo) を同梱した GUI クライアントへの移行が推奨されています。
なぜ Clash Verge Rev なのか
Clash Verge Rev は、Tauri ベースのクロスプラットフォーム向けクライアントで、初回起動時などに Clash Meta 互換のコアを取り込む運用が一般的です。CFW 時代に慣れ親しんだ「プロファイルを選んでつなぐ」「ルールで振り分ける」という発想そのままに、画面構成も追いやすい作りになっています。
移行の目的は「見た目をそっくり再現すること」ではなく、購読 URL・自分用の追記ルール・運用習慣を損なわず次のクライアントに載せ替えることです。全体像は 2026年時点の Clash エコシステム解説 とあわせて読むと、他にどんな選択肢があるかも把握しやすくなります。
移行前にやっておきたいバックアップ
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購読 URL の控え
CFW の Profiles 画面で、各プロファイルのサブスクリプション URL をメモ帳などに保存します。ブラウザ拡張やパスワードマネージャに入れている場合は、そちらも更新漏れがないか確認しておくと安心です。
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Mixin やスクリプトの控え
CFW で Mixin やスクリプトを使っていた場合は、追記内容をファイルやスクリーンショットで残します。Verge Rev 側では「オーバーライド」などの形で再現することになります。
Clash Verge Rev の入手とインストール
インストーラの入手先は、迷わないよう まず本サイトの ダウンロードページ をご利用ください。OS に合ったパッケージを選べば、更新チャネルも把握しやすくなります。
リポジトリやソースコードを確認したい場合は、開発元の公開情報(clash-verge-rev/clash-verge-rev)を参照する形にすると、インストール本体の導線と情報収集の導線が分かれて分かりやすいです。初回起動後、Clash Meta 系コアが自動で取得・更新されるケースが多いので、ファイアウォールの許可ダイアログが出たらブロックしないよう注意してください。
購読(サブスクリプション)の取り込み
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「プロファイル/購読」から新規作成
左サイドバーから購読まわりの画面を開き、新規追加を選びます。UI ラベルは英語のままの場合もありますが、操作は「リモート URL を追加する」という意味で読み替えれば問題ありません。
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URL を貼り付けて取り込み
控えておいた購読 URL を貼り付け、表示名を付けてインポートします。複数プロファイルを運用していた場合は、CFW と同じ順序で登録すると、あとからの切り替えが楽です。
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現用プロファイルに切り替え
一覧でアクティブにしたい項目を選び、有効化されていることを確認します。反映されないときは、更新ボタンで購読を再取得してみてください。
システムプロキシとポート番号の注意点
画面トップや設定から システムプロキシ をオンにし、ブラウザや対応アプリからトラフィックが通るか確認します。既定値の例として、多くの環境では次のようなポートが使われます。
- HTTP プロキシ:
7897 - SOCKS5:
7897(混合ポートとして同一番号のことも)
7890 とは番号が異なります。他アプリに「7890 固定」でプロキシを指定していると、接続できなくなるので、7897 に合わせるか、設定画面で希望の番号に変更してください。
カスタムルールを引き継ぐ(オーバーライド)
購読ファイルそのものを編集せず、追記だけで済ませたい場合は オーバーライド(Override) を使います。CFW の Mixin に近い発想で、YAML の断片を追加してルールやプロキシグループを上書き・追記できます。
- 購読/プロファイル一覧で対象を選び、編集メニューからオーバーライドへ進みます。
- エディタに、控えておいた追記ルールを貼り付けます。
- 保存してプロファイルを更新し、意図どおりにマッチしているかログで確認します。
ルールの書き方や proxy-groups の考え方を整理したい場合は、proxy-groups の解説記事 も参照してください。初めて全体を触る場合は、チュートリアルページ で用語と流れを押さえてから戻ってくると理解が早いです。
動作確認とよくあるつまずき
ブラウザで海外サイトが開けるか、社内 VPN や別のプロキシと競合していないかを確認します。うまくいかないときは、(1) システムプロキシがオンか、(2) ポート番号が他ソフトと一致しているか、(3) 購読が期限切れでないか、の順に切り分けると早いです。
TUN モードやミキサー的な高度な設定は、まずシステムプロキシで安定してからにするとトラブルが減ります。ログに出るエラー文をそのまま検索すると、コミュニティの記事に当たりやすくなります。
CFW のアンインストール(任意)
Clash Verge Rev で問題なく日常運用できたら、Windows の「アプリと機能」または「インストールされているアプリ」から Clash for Windows を削除して構いません。設定ファイルのフォルダを手動で残しておきたい場合は、アンインストール前にパスをメモしておくとよいでしょう。
まとめ
CFW からの移行は、慣れれば「購読を取り込み直し、ポートを合わせ、必要ならオーバーライドでルールを足す」という一連の作業に集約されます。Clash Verge Rev はその手順が分かりやすいクライアントの一つで、長く使うほど設定の見通しもよくなります。
同じくメンテナンスが続きやすいクライアントをまとめて比較したい場合は、引き続き エコシステムの記事 を参照してください。新しい環境でも、安定したプロキシ体験を維持できることを願っています。